よくある質問
血圧が高いのですが、薬を飲むべきでしょうか? | |
血圧が高いと、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害、心筋梗塞や腎臓疾患などになる危険が高くなります。 一般的には上(収縮期)の血圧が140mmHg以上、下(拡張期)の血圧が90mmHg以上のいずれかが続く場合に高血圧症と言います。高血圧症かどうかを判断するためには、血圧を測定してみることが大切なのは言うまでもありません。血圧が1日中高い人もいますが、朝起床時に特に高くなる人など色々ですので、いろんな時間に血圧を測ってみる事が大切です。 それと共に、心臓に異常がないかどうかや他の病気が合併していないか等の検査も必要です。其の結果、飲む薬も変わります。 高血圧と言われたら自分で判断しないで、医療施設で専門医と相談することをお勧めします。 |
血圧の薬は一端飲み始めると止められないと聞きますが、本当ですか? | |
高血圧の殆どが、原因疾患の見つからない本能性高血圧症といわれるものです。これは原因を取り除けば血圧があがらなくなるというものではなく、また、ある程度薬を飲むと治ってしまうというものでもありません。 ですから、薬を飲まなければならない程度の高血圧症の人は、原則的に一生血圧のコントロールが必要であり、薬を飲まないと血圧が下がらない人は飲み続ける必要があります。 この事を、一つの薬を飲み始めるとその薬を続けなければならないと誤解をしている人が多いのは不思議です。 血圧の薬は、量を変えたり種類を変えたり、複数の薬を組み合わせたりして、その人にあったものを飲んでもらいます。 |
健康診断で不整脈があると言われましたが、突然死の可能性があるのでしょうか? | |
不整脈とはリズムが不整なものや、極端に脈拍が遅かったり早かったりするものなど、正常のリズム以外のものをひっくるめて不整脈と言います。 不整脈は殆どの人に現れているといってもよく、それを気づくか気づかないかは不整脈の種類や個人差で様々です。 また、その中には全く放置しておいてよいものから、治療が必要なもの、あるいは極希ではありますが、突然死の原因となる不整脈もあります。そのように、不整脈良性から悪性まで色々な種類の不整脈がありますので、まずどのような不整脈なのかを見極めることから始めなければなりません。 その為、検査としては心電図や24時間記録のホルダー心電図と言われるもので不整脈の診断をすることと共に、原因となる心臓疾患や他臓器の疾患の有無を調べることも重要です。 |
子供に血便の症状があります。便の周りに血が付いていたり、拭いた紙に血が滲む、便器に血が落ちていたりします。 | |
原因として最も多いのは、太い硬い糞便に伴う肛門の裂傷(切痔、裂肛)です。肛門を痛がることが多いが、痛がらないこともあります。緩下薬で大便を柔らかくすることと、排便後の肛門洗浄で良くなります。 まれに直腸~結腸のポリープが見つかることがあります。 腹痛があるときや大量に出血が有るときは、もっと重大な疾患のこともあります。 |
子供の肛門にいぼのようなものが有ります。 | |
多くは便秘によって起こる切れ痔からできた「見張りいぼ」です。前側にできることが多く、排便時に肛門を痛がることが多いです。緩下剤で便を軟らかくすること、排便後肛門を洗うことが大切です。 |
子供にも便秘はあるのでしょうか。 | |
最近子供の便秘は多く、10人に1人は便秘です。1週間に1~2回しか排便がない場合や、パンツが大便で汚れる場合は治療が必要です。 |
子供が頻繁にお腹を痛がります。 | |
単に大便が溜まっているだけから、緊急手術を要する疾患まで色々なものがあります。 おなかが張っている、嘔吐も有る、夜も腹痛で眠れない場合などは重大な病気があるかもしれませんので早めに受診するほうが良いでしょう。 腸炎:多くはウイルス性腸炎 細菌性腸炎:生肉(半焼けの焼肉も)、生鶏卵が原因のことが多い 手術を要する可能性のある疾患 腸重積症、急性虫垂炎、腸閉塞症、胆道、膵疾患、女児の卵巣疾患 |
子供の脱腸はどんな症状ですか。治療期間はどれくらいですか。 | |
医学的にはそけいヘルニアといいます。 子供の2~3%に有り、男児だけでなく女児にも有ります。 下腹部、恥骨のやや外側が立位(赤ちゃんでは寝ていても泣いた時など)、腹圧がかかった時に膨れます。抑えるとグジュと音がして引っ込みます。 診断は超音波検査で行います。診断がついたら早めに手術を受けるほうが良いでしょう。1泊2日の入院で、手術時間は10~20分です。 |
子供の頸部にグリグリしたものがあります。 | |
頸部リンパ節腫大 耳、鼻、歯、のどの炎症に伴うものが多く、ほとんどは自然に治ります。 時に猫ひっかき病によるものが有ります。 あごの下のグリグリは正中頸のう胞のことがあり、手術が必要です。 |